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未来を表す現在進行形!Be going toやwillとの使い分けも解説

英語で未来を表す表現といえばwillやbe going toが思い浮かびます。しかし、進行中の動作を表す「現在進行形(be + 〜ing)」も、未来のことを表せます。

この記事では、現在進行形の未来を表す使い方やwill、be goingとの使い分けについて解説します。

また、文中で現在進行形が「進行中の動作」と「未来の予定」どちらの意味で使われているか、その見分け方も説明します。

この記事を読めば、現在進行形の未来表現への理解がグッと深まります!

現在進行形は未来のことも表せる

「be + 〜ing」で構成される現在進行形は、「〜している」といった進行中の動作のほかに、未来の予定を表す際にも使われます。

未来の予定を表す現在進行形の使い方と、その他の基本的な使い方についてそれぞれ解説します。

【現在進行形】未来を表す使い方

現在進行形の未来表現は、「前から予定していた確かな未来」や「これからまさに起こる近い未来」を表すことができます。

前から予定していた確かな未来:

「be + 〜ing」で、前から予定していた確かな未来の予定を表します。これは、その予定に向けた準備が進んでいるというイメージです。

I’m leaving for Japan on Friday.

金曜日に日本へ出発します。

→この予定はすでに前から決まっていて、スーツケースの支度やチケットの手配など、出発の準備もされているイメージ。

I’m meeting with my friend at 3 PM.

午後3時に友達と会う予定です。

→午後3時に友達と会うことはすでに決まっていて、友達への連絡や場所の約束など、会うための手配まで進んでいるイメージ。

これからまさに起こる近い未来:

現在進行形は、「これからまさに〜するところ」のように、まさにこれから起こる近い未来の動作も表せます。

I‘m coming to pick you up soon.

もうすぐあなたを迎えに行くよ。

→迎えに行こうとしてちょうど家を出るところというイメージ。

I’m leaving the office in 10 minutes.

10分後にオフィスを出るよ。

→いままさにオフィスを出ようとしているイメージ。

【現在進行形】その他の基本的な使い方

現在進行形の、その他の基本的な3つの使い方も確認しておきましょう。

  1. 現在進行中

もっとも一般的な使い方です。「〜している」と訳され、今まさに進行中のことを表します。

They are playing soccer in the park.

彼らは公園でサッカーをしている。

  1. 継続

alwaysなどと組み合わせて、「いつも〜してばっかりいる」といった継続的な行動を表します。

I’m always forgetting my passwords.

僕はいつもパスワードを忘れがちだ。

  1. 短期間

一時的だったり、短期間の状況を表します。

I’m living in Sapporo.

いま札幌に住んでいます。

なお、「ずっと住んでいる」という場合は現在形を使います。

I live in Sapporo.

札幌に住んでいます。

未来を表す現在進行形とwill、be going toの違い

未来を表す表現には、現在進行形のほかに「will」や「be going to」があります。

これらの違いを確認していきましょう。

現在進行形I‘m having a meeting with him on Monday.月曜日に彼とミーティングをします。
→前から予定していた未来。すでに会議室も予約してあり、準備ができているイメージ。
willI will have a meeting with him on Monday.(OK、それじゃあ)月曜日に彼とミーティングをするよ。
→その場で決めた予定。
be going toI’m going to have a meeting with him on Monday.月曜日に彼とミーティングをするつもりです。
→ミーティングをするつもり、という話し手の意図。現在進行形ほどの確実性はない。

「will」や「be going to」も未来を表す表現ですが、それぞれの使い方は異なります。

willの使い方

willが表す未来には、大きく「予測」と「意思」があります。

予測

willを使った未来表現は、話し手の主観的な予測を表します。これは、客観的な事実にもとづくものではなく、話し手が個人的に「きっと〜だろう」と予測しているイメージです。

It will rain tomorrow.

明日は雨が降りそうです。

意思

willを使ったもう1つの未来表現は、話し手の意思を表す表現です。

これは、前から決まっていた予定ではなく、その場で決めた未来の行動といったイメージです。

I will call you when I get home.

家に帰ったら電話するよ。

→電話することが前から予定されていたわけではなく、その場で決めたイメージ。

Is she coming to the party? OK, then I will go too.

彼女はパーティーに来るの?わかった、それじゃあ僕も行くよ。

→自分もパーティーに行くことを前から決めていたわけではなく、彼女が来ると知ってその場で決めた未来の行動、といったイメージ。

be going toの使い方

be going toが表す未来には、大きく「原因」と「意図」があります。

原因

be going toは、目に見える明らかな「原因」があり、このままいくと〜しそうというイメージを表します。

We are going to be late for the appointment.

約束の時間に遅れそうです。

→電車が遅れている、道路が渋滞しているなど、明らかな原因があり「時間に遅れそう」といっているイメージ。

It is going to rain.

雨が降るでしょう。

→天気予報や実際の空模様など、目に見えるような明らかな原因をもとに「雨が降るでしょう」といっているイメージ。

意図

be going toのもう1つの使い方では、「〜するつもり」という話し手の意図を表します。

これはあくまでも心づもり程度の予定で、カッチリと組まれた予定とはニュアンスが異なります。

I am going to have dinner with Ken tonight.

今夜ケンと夕食を食べる予定です。

I am going to go for a drive to the beach this Saturday.

今度の土曜日にビーチへドライブに行く予定です。

will + 現在進行形(will be 〜ing)を使った未来表現

未来を使った表現には、will + 現在進行形(will be 〜ing)で表す形もあります。

これは未来進行形と呼ばれ、未来における特定の時点で進行中のアクションを表します。

I’ll be sleeping in my bed at 10 PM.

私は午後10時にはベッドで寝ているでしょう。

→「〜しているだろう」と、未来のできごとを想像して見通しているイメージ。

また、will be 〜ingは丁寧な表現としても使えます。

通常の表現

Are you going to join us for lunch tomorrow?

明日、私たちとランチに参加する?

丁寧な表現

Will you be joining us for lunch tomorrow?

明日、私たちと一緒にランチに参加されますか?

現在進行形の見分け方:進行中の行動か未来の計画か

現在進行形をみたとき、それが「現在進行中の行動」なのか、「未来を表す表現」なのか、迷うことがあるでしょう。

ここでは、2つの表現の見分け方を解説します。

時間帯や日付を手がかりにする

現在進行形が未来の予定を示している場合、通常は具体的な時間や日付が含まれます。

例:

I’m having dinner at 7 PM.

今夜7時に夕食を食べます。

この文では、具体的な時間「at 7 PM」が指定されているため、未来の予定を表していると判断できます。

文脈から判断する

時間帯や日付が示されていない場合、進行中の行動か、それとも未来の予定なのかを文脈から判断します。

例)

Aさん: What are you doing?(今何してるの?)

Bさん: I’m having dinner.(夕食を食べているところ)

この会話では、Aさんが現在の行動を質問しているため、Bさんの返答「 I’m having dinner.」は現在進行中の行動と判断できます。

なお、もし会話の流れやその他の文脈の手がかりがない状態で「I’m having dinner.」だけだった場合は、現在進行中なのか、未来の予定なのかを特定するのは困難です。

まとめ

英語における現在進行形(be 〜ing)を使って未来の予定を表現する方法について解説しました。

現在進行形は、事前に計画された「確実な未来」や、すぐに起こる「近い未来」を表すことができます。

同じく未来を表現する表現である「will」や「be going to」とは異なるニュアンスを持つため、これらの違いを理解し、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。

現在進行形が現在の行動を示しているのか、それとも未来の予定を示しているのかを判断するポイントは以下の2つ。

  1. 時間帯や日付を手がかりにする
  2. 文脈から判断する 

現在進行形を使った未来表現のニュアンスや、見分け方を理解し、適切に使い分けましょう。

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