英語の5W1H疑問文!情報を引き出す使い方と、その答え方を例文で紹介
5W1Hは中学校で学ぶ文法の一つ。日常生活でよく使われる会話の要素です。
5W1Hを使った疑問文は、知りたい情報を相手から具体的に引き出すことができます。
この記事では、5W1Hを使用した疑問文の作り方とその答え方を、例文を用いてわかりやすく解説します。さらに、5W1Hを拡張した7W1Hについても説明しています。
5W1H(7W1H)を使った疑問文をマスターしましょう!
英語の5W1Hとは
英語における5W1Hとは、疑問詞「Who(だれが)」、「What(なにを)」、「When(いつ)」、「Where(どこで)」、「Why(なぜ)」、「How(どのように)」の6つを指します。
これに「Which(どれが)」、「Whose(だれの)」を加えて7W1Hと呼ぶこともあります。
5W1Hを使った疑問文は、単に「Yes」や「No」で答えられないため、相手からより具体的な回答を引き出すことができます。
たとえば、
Q1:
Where did you go yesterday?
(昨日はどこにいったの?)
A1:
I went to the library.
(図書館に行きました。)
Q2:
What did you have for dinner yesterday?
(昨日の夕食はなにを食べた?)
A2:
I had sushi.
(お寿司を食べました。)
5W1Hで引き出せる情報一覧
疑問詞 | 引き出せる情報 | 例文 |
Who | だれ(人) | Who is she?(彼女はだれ?) |
What | なに(モノなど) | What is that?(それはなに?) |
When | いつ(時) | When is your birthday?(あなたの誕生日はいつ?) |
Where | どこ(場所) | Where are you?(どこにいるの?) |
Why | なぜ(理由) | Why are you here?(なぜここにいるの?) |
How | どう(方法・程度) | How did you do that?(どうやったの?) |
英語の疑問文の作り方
英語の疑問文の作り方は簡単。主語の前に助動詞やbe動詞をもってくる「倒置」を行うだけです。
助動詞ってなに?という人はこちらの記事も参考にしてください。
英語の助動詞とは?例文でスッキリ理解して英語力を基礎からアップ!
通常文:
She can speak English.
(彼女は英語を話せます。)
疑問文:
Can she speak English?
(彼女は英語を話せますか?)
通常文:
He is hungry.
(彼はお腹がすいています。)
疑問文:
Is he hungry?
(彼はお腹がすいていますか?)
助動詞を含まない文では、助動詞のdo(does、did)を補って文頭に置きます。
通常文:
You like pizza.
(あなたはピザが好きです。)
疑問文:
Do you like pizza?
(ピザは好きですか?)
通常文:
She speaks French.
(彼女はフランス語を話します。)
疑問文:
Does she speak French?
(彼女はフランス語を話しますか?)
英語の5W1Hを使った疑問文の作り方と答え方
英語の5W1Hを使った疑問文の作り方と答え方を、例文を使って見ていきましょう。
5W1Hを使った疑問文では、YesやNoではなく、具体的に聞かれている質問の答えに回答します。
Who(だれ)
Whoは「だれが」や「だれに」という情報を聞き出す際に使います。
Q:
Who is your best friend?
(あなたの親友はだれですか?)
A:
My best friend is Tom.
(私の親友はトムです。)
What(なに)
Whatは「なにが」など、モノを尋ねるときに使います。
Q1:
What are you doing?
(あなたはなにをしていますか?)
A1:
I’m reading a book.
(本を読んでいます。)
When(いつ)
Whenは「いつ」など、時を尋ねるときに使います。
Q1:
When did you arrive here?
(いつここに到着しましたか?)
A1:
I arrived here yesterday.
(昨日到着しました。)
Where(どこ)
Whereは「どこ」など、場所を尋ねるときに使います。
Q1:
Where are you from?
(あなたはどこから来ましたか?)
A1:
I’m from Tokyo.
(私は東京から来ました。)
Why(なぜ)
Whyは「なぜ」など、理由を尋ねるときに使います。
Q1:
Why did you choose this job?
(なぜこの仕事を選んだのですか?)
A1:
Because I love helping people.
(人を助けることが好きだからです。)
How(どう)
Howは「どう」や「どのくらい」など、方法や程度を尋ねるときに使います。
Q1:
How can I get to the library?
(図書館にはどうやって行けますか?)
A1:
Turn left at the next corner.
(次の角を左に曲がってください。)
Q2:
How was the movie?
(映画はどうでしたか?)
A2:
It was really exciting!
(とてもワクワクしました!)
主語を尋ねる疑問文では倒置が起こらない点に注意
疑問文では主語と助動詞、be動詞の倒置が起こると説明しました。しかし、「だれが」「なにが」「なにを」といった主語を尋ねる疑問文の場合、もともと主語が欠けているので、倒置が起こらないという点に注意が必要です。
Q1:
Who made this cake?
(だれがこのケーキを作ったの?)
A1:
My mother made it.
(母が作りました。)
Q2:
What makes you happy?
(なにをしているときが幸せですか?)
A2:
Spending time with my family does.
(家族と過ごす時間です。)
英語の7W1Hで加わる2つの疑問詞
5W1HにWhich(どれ)とWhose(だれの)を加えることで、7W1Hと呼ばれます。
こちらも、疑問文の作り方と答えを例文で見ていきましょう。
疑問詞 | 引き出す情報 | 例文 |
Which | どれ(選択) | Which color do you like?(どちらの色が好き?) |
Whose | だれの(所有) | Whose book is this?(この本だれの?) |
Which(どれ)
Whichは「どれ」や「どの」など、相手に選択を迫る疑問文で使います。
Q1:
Which dress do you prefer, the red or the blue one?
(赤いドレスと青いドレスのどちらが好きですか?)
A1:
I prefer the blue dress.
(回答: 青いドレスが好きです。)
Whose(だれの)
Whoseは「だれの」など、所有している持ち主を尋ねるときに使います。
Q1:
Whose car is this?
(これはだれの車ですか?)
A1:
It’s John’s car.
(ジョンの車です。)
まとめ
英語の5W1Hについて解説しました。
5W1Hとは以下の6つの疑問詞
Who:だれ(人)
What:なに(モノなど)
When:いつ(時)
Where:どこ(場所)
Why:なぜ(理由)
How:どう(方法・程度)
さらに以下を加えて7W1H
Which:どれ(選択)
Whose:だれの(所有)
これらの疑問詞を使うことで、相手から具体的な情報を引き出す疑問文が作れます。
5W1Hの使い方・答え方を理解して、英語でのコミュニケーションや英作文に役立ててください。
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