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英語の助動詞とは?例文でスッキリ理解して英語力を基礎からアップ!

助動詞は中学校の英語の授業で習う基本的な文法の一つです。しかし、普段は意識して使うことが少ないため、その働きやルールを忘れてしまっている人は少なくありません。英語力をアップするには、文法の基本を改めて学び直すことが重要です。

この記事では、助動詞の使い方を例文を通じてわかりやすく解説します。

助動詞をスッキリ理解して、英語力を基礎からアップしましょう!

英語の助動詞とは

英語の助動詞とは、動詞の意味や機能を補助する語で、動詞の前に付けることでその動詞の意味を変化させたり、新たな意味を付加したりします。

代表的な助動詞には、can、will、should、shall、must、may、might、could、wouldなどがあります。

例えば、以下の例文に助動詞を加えて、意味の変化をみてみましょう。

助動詞なし助動詞あり
He works hard.(彼は一生懸命働く。)He must work hard.(彼は一生懸命働かなくてはならない。)
————————————————-He will work hard.(彼は一生懸命働くでしょう。)
————————————————-He should work hard.(彼は一生懸命働くべきだ。)
————————————————-He may work hard.(彼は一生懸命働くかもしれない。)

上記の例では助動詞(赤文字)が動詞の「work」を助けて、意味にさまざまな変化を加えています。

このように、助動詞は動詞だけでは伝えられない情報やニュアンスを付け加えることができます。

英語の助動詞、6つの基本ルール

まずは、助動詞に関する6つの基本ルールをおさらいしましょう。

1.助動詞は主語と動詞の間に入る

助動詞は、主語と動詞の間に入ります。

主語+助動詞+動詞の原形

例文:

She can speak English.

(彼女は英語を話せます。)

2.助動詞のあとの動詞は「原形」

助動詞を使った文では、助動詞の後には常に動詞の原形が来ます。文を過去形にしたい場合には動詞ではなく、助動詞を過去形に変更するため、動詞を変化させる必要がないのです。

例文:

現在形:She can sing that song.

(彼女はその歌を歌うことができる。)

過去形:She could sing that sing.

(彼女はその歌を歌うことができた。)

3.助動詞に三人称単数の「s」はつけない

助動詞を使う時、三人称単数の主語でも、助動詞に「s」は付けません。例えば、「can」を「cans」とはしないので注意しましょう。

例文:

She can play the piano.

(彼女はピアノを弾けます。)

4.疑問文では助動詞を文頭に置く

疑問文を作る際には、助動詞を主語の前に置きます。

例文:

平叙文:She can speak English.

(彼女は英語を話せます。)

疑問文:Can she speak English?

(彼女は英語を話せますか?)

5.否定文では助動詞の直後に「not」をつける

否定文では、助動詞の直後に「not」を加えて動詞の前に置きます。ここでもやはり動詞は原型です。

例文:

He can not (can’t) come to the party.

(彼はパーティーには来られません。)

6.助動詞は2つ以上連続して使えない

一つの動詞に対して二つ以上の助動詞を連続して使うことはできません。

例文:

She will can speak English.

(彼女は英語を話せるようになるだろう。)

You will must learn how to drive a car.

(あなたは絶対に車の運転方法を学ばなければならないでしょうね。)

上記の場合は、willの代用表現であるbe able toや、mustの代用表現であるhave toを使います。

例文:

She will be able to speak English.

(彼女は英語を話せるようになるだろう。)

You will have to learn how to drive a car.

(あなたは絶対に車の運転方法を学ばなければならないでしょう。)

英語の助動詞の使い方と意味を例文で確認

ここからは、代表的な助動詞を4つピックアップして、それぞれの使い方や意味について具体例をあげながら説明していきます。

Must

mustには「〜しなければならない(義務)」と「〜に違いない(確信)」の意味があります。また、mustには過去形がないため、過去のことを表す場合は代用表現のhad toを使います。

義務:

I must finish this report by tomorrow.

(私はこのレポートを明日までに仕上げなくてはならない。)

義務(過去):

I had to(×must) wake up early to catch the train.

(私は電車に間に合うために早起きしなければならなかった。)

確信:

She must be at home because her car is in the driveway.

(彼女の車がドライブウェイにあるから、彼女は家にいるに違いない。)

Will

willは主に「〜だろう(予測)」と「〜します(意思)」という二つの意味で使われます。

wouldはwillの過去形としても機能しますが、willが確定的な予測や意思を意味するのに対し、wouldはやや弱いニュアンスを持たせることができます。

予測:

The train is running late. We will miss our connection.

(電車が遅れているから、乗り換えに間に合わないだろう。)

If the train doesn’t arrive soon, we would miss our connection.

(もし電車がすぐに来なければ、乗り換えに間に合わないだろう)

意思:

I will start my diet tomorrow.

(明日からダイエットを始めます)

If I had more time, I would start my diet tomorrow.

(もしもっと時間があれば、明日からダイエットを始めるのに。)

Should

Shouldは「〜すべき(義務)」と「〜なはず(確信)」の意味で使われます。

義務:

You should apologize when you make a mistake.

(間違えたときは謝るべきです。)

確信:

The store should be open at this time.

(この時間ならお店は開いているはずです。)

May

may」は主に「〜してもいい(許可)」と「〜かもしれない(推量)」の二つの意味で使われます。

「might」も「may」とほぼ同様の文脈で使用できますが、「might」を使うと表現がより丁寧です。また「may」よりも可能性が低いことを示すニュアンスがあります。

許可:

You may leave the class early if you have finished all your work.

 (全ての仕事を終えていれば、早めに授業を抜けても良いですよ。)

推量:

He might know the answer. He has read a lot about the topic.

(彼は答えを知っているかもしれませんね。彼はそのトピックについてたくさん読んでいますから。)

まとめ

助動詞は動詞の意味を補助することで、話し手の意思や推量などの心理を付け加える役割を果たします。

英語のコミュニケーションにおいて重要な要素である助動詞。その基本ルールを正しく理解して適切に使うことは、より豊かで正確な英語表現を可能にします。

助動詞の使い方をマスターして、英語力を高めましょう。

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