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翻訳者への扉を開く翻訳トライアル!攻略方法7選を紹介

プロの翻訳者としてお仕事をもらうためには、翻訳会社のトライアルに合格しなくてはいけません。

これから翻訳者を目指す人の中には

「翻訳トライアルってどんなものなの?」

「どんな点をチェックされるの?」

「初心者は受からないの?」

など、いろいろ不安や疑問を抱いている人は多いのではないでしょうか。

この記事を読めば翻訳トライアル合格のためのヒントをつかめます。

プロの翻訳者として活躍していきたいと思っている人はぜひ最後まで読んでください!

翻訳トライアルとはどんなもの?

翻訳トライアルとは、翻訳者が翻訳会社に登録する際に行われる実力テストです。

在宅で翻訳者として仕事をする場合、まずは翻訳会社と契約し、その後仕事を受注するという流れになります。

翻訳会社はクライアントから翻訳依頼を受けると、自社に登録している在宅翻訳者の中から案件を振り分けていきます。

ただし、トライアルに合格して翻訳者登録しても、必ず依頼をもらえるわけではありません。登録したのに依頼が来ない!なんてこともあるんです!

翻訳トライアルには、常時募集している「一般的な翻訳トライアル」と、特定の翻訳プロジェクトに対応するための「プロジェクト用トライアル」(必要に応じて募集)とがあります。

翻訳トライアルの流れは下記の通りです。

  1. 応募書類提出
  2. 書類選考
  3. 翻訳トライアル実施
  4. 合否通知
  5. 翻訳者登録

翻訳トライアルで求められるスキル

翻訳トライアルで求められるスキルには以下のようなものがあります。

  • 語学力
  • 専門性
  • リサーチ力
  • PCスキル
  • 翻訳支援ツールへの対応力
  • コミュニケーション能力
  • レスポンスの早さ
  • スケジュール管理能力(納期)
  • 対応の柔軟性

高い語学力や分野の専門性、基本的なPCスキル(WordやExcelの操作、メールを使ったデータのやり取り)などのスキル面だけでなく、やりとりがスムーズか、レスポンスは迅速か、などの対応面も重要なチェックポイント。

また、産業翻訳においては翻訳支援ツール(CATツール)の使用がほぼスタンダードなので、そのようなツールへの対応力も求められます。

当然ですが、納期遅延は致命的ですのでスケジュール管理能力も必要です。

翻訳トライアルの攻略方法7選

ここからは、翻訳トライアルに合格するための攻略法について紹介します。

翻訳会社がどのような点をチェックしているかを確認して、トライアル攻略を目指しましょう。

チェックを徹底!訳抜け・誤訳をなくす

訳抜けや誤訳は致命的です。

翻訳が終わったら必ず複数回見直しを徹底しましょう。

PC画面上だけでなく、プリントアウトして紙でチェックする、タブレットの画面でチェックするなど、媒体を変えると見え方が変わるのでミスに気づきやすくなりますよ。

専門用語はリサーチのうえ正しく訳す

トライアルを受ける分野の専門用語には特に注意が必要。

分野によって決められた用語などがあるため、リサーチを徹底的に行いましょう。

自然で読みやすい訳文にする

意味としては合っていても、「訳文がぎこちない」「不自然」など、読みにくい訳文は減点となる場合があります。

翻訳後は一度声に出して通し読みをするなど、不自然な訳文になっていないかのチェックも怠らないようにしましょう。

ケアレスミスはテクノロジーで防ぐ

何度見直しても人間なのでミスしてしまうことはあります。しかしこうした基本的なことができていないと、品質的な不安感を与えてしまいます。

誤字脱字やスペルミスのチェックは、Wordのチェック機能を使って簡易的に行うこともできます。その他、無料の校正ツールなどもあるので、人間の目だけでなくテクノロジーの力も使ってケアレスミスを撲滅しましょう。

表記のブレをなくして統一感のある訳文にする

同じ訳文の中で訳語や表記がブレていると読み手に読みづらさや誤解を与えてしまうため、表記ブレも減点ポイントです。

翻訳後の見直し時には、表記がブレていないかも欠かさずチェックしましょう。

原文に忠実に翻訳する

映像翻訳など、分野によっては意訳が必要な場合もありますが、産業翻訳においては過度な意訳は誤訳と捉えられてしまう可能性もあります。

基本的に原文に忠実に翻訳するようにしましょう。

迅速なレスポンスを意識する

翻訳会社は常にできるだけ早くレスポンスが欲しいと思っています。

迅速な回答を心がければ、それだけでも印象は大きくアップ。もちろん都合もあるので常に即レスができるわけではありませんが、なるべく早めに、遅くとも当日中には回答するようにしましょう。また、翻訳に間違いがなくてもメールが間違いだらけだったらこれもマイナスです。メールの言葉遣いや書き方にも注意が必要です。

翻訳トライアルに関する疑問

ここからはトライアルに関するさまざまな疑問について紹介していきます。

翻訳トライアルはお金を貰えるの?

トライアルは基本的に無料での対応となります。

ただし、場合によっては登録済みの実力のある翻訳者さんに有料でトライアル翻訳を依頼することもあります。

例えば、翻訳会社への登録が目的ではなく、クライアントから「事前に翻訳品質を確認したい」という要望があったときなどです。

納期の延長は可能?

事前の交渉段階であれば提示された納期の延長は問題ないことがほとんどです。

ただし受託後の納期延長はマイナス印象。スケジュールは慎重に検討しましょう。

どうしても遅れる場合は、遅れる理由や提出可能な日時を連絡してください。もちろんご家族の病気や急なご不幸のときには遠慮なく延長を申請して大丈夫です。

未経験でもトライアルを受けられる?

未経験でもトライアルを受けられる翻訳会社はありますし、翻訳レベルが翻訳会社の求める基準を満たしていればトライアルに合格することも可能です。

まずは募集要項をよく確認し、「未経験者可」となっていたり、「実務経験必須」という記載がなければ積極的に応募してみましょう。

不合格になったら再挑戦できるの?

トライアルに不合格だったとしても大抵の場合再挑戦は可能です。ただし、1年程度など一定期間あけてからじゃないと再挑戦できないとしているところが多いです。または別の分野で再挑戦することも可能です。

まとめ

翻訳トライアルはプロの翻訳者になるためには避けては通れない試練。

事前に気をつけるべきポイントなどを確認して、翻訳者への扉を開きましょう。

Word Connectionでは翻訳者育成に努めており、「Human Powered」と題して、さまざまな分野やトピックで講座を開催しています。

駆け出し翻訳者の方やこれから翻訳者だけでなく、ベテランの翻訳者さんにも楽しんでもらえる内容になっていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください!

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